知らないWebデザイナーやばい?!Web制作の全体フローとは?【初心者必見】

Webデザイン Web制作 フリーランス

Web制作の全体フローとは?

Web制作の全体的な流れは、通常以下のようなステップを踏みます。

  1. 1.企画・戦略
  2. 2.デザイン
  3. 3.開発
  4. 4.テストと品質保証
  5. 5.デプロイメント
  6. 6.メンテナンス

1.企画・戦略

目的・目標、ターゲット層を明確にし、それを達成するためのプランを作成します。
企画・戦略フェーズは、Web制作プロジェクトの基礎となるものです。このフェーズでは、以下のような重要なステップを踏みます。

①ゴールと目的を明確にする

Webサイトで実現したいことを明確に定義します。売上向上、情報提供、ネット上での存在感など、さまざまな目的が考えられます。

②ターゲットを考える

ターゲットとするユーザーは誰か、そのニーズや好みは何か、そしてどのようにそのニーズを満たすことができるかを明らかにします。

③競合他社分析

競合他社を調査し、何が優れていて、どこを改善すればよいかを把握します。この情報を自社の戦略に活かします。

④サイトマップとコンテンツ計画

サイトマップを作成し、Webサイトの構造と構成について概説します。目標やターゲット層を考慮しながら、各ページに掲載するコンテンツを計画します。

⑤技術的要件

ホスティング、プラットフォーム、特別な機能など、Webサイトに必要な技術的要件を確認します。

⑥予算とスケジュール

プロジェクトの予算を決め、開発、テスト、展開など、各フェーズのスケジュールを設定します。

プランニングと戦略の段階は、Webサイトが目標を達成し、ターゲットオーディエンスのニーズを満たすために成功するために非常に重要です。時間をかけて計画を立て、戦略を練ることで、成功への道筋をつけることができ、プロジェクトの後半でコストのかかる修正や遅延の可能性を最小限に抑えることができます。

デザイン

ビジュアルデザインを開発し、ワイヤーフレームをもとにプロトタイプを作成します。
Web制作のデザインフェーズでは、Webサイトのビジュアル表現を作成し、美的要件と機能的要件の両方を満たすことを確認することに重点を置いています。このフェーズでは、一般的に以下のようなステップを踏みます。

①ビジュアルデザイン

配色、タイポグラフィー、レイアウトなど、Webサイトのビジュアルデザインを作成する。ブランドとの整合性を図り、ターゲットに訴求するデザインにします。

②ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームとは、Webサイトの構造やレイアウトを視覚的に表現したものです。ワイヤーフレームは、Webサイトのコンテンツ構成や機能を可視化するのに役立ちます。

③プロトタイピング

プロトタイプは、Webサイトの機能を示すインタラクティブなモデルであり、ユーザーテストを可能にするものです。

④ユーザーテスト

プロトタイプをターゲットユーザーの代表的なサンプルでテストし、フィードバックを収集し、ユーザビリティの問題を特定します。

デザイン段階は、Webサイトのルック&フィールや全体的なユーザーエクスペリエンスの基礎を設定するため、Web制作において非常に重要な部分です。時間をかけてデザイン性の高いウェブサイトを制作することで、視覚的に魅力的で使いやすいウェブサイトを実現し、目標の達成とターゲットオーディエンスのニーズに応えることができます。

3.開発

コードを書き、デザインを実装し、ウェブサイトが機能的で技術的要件を満たしていることを確認します。
Web制作の開発フェーズでは、コードを書き、デザインを実装して、機能的なWebサイトを制作します。このフェーズでは、通常、以下のような手順で作業を行います。

①コードの記述

HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を用いて、Webサイトのコードを記述する。

②デザインの実装

レイアウト、配色、タイポグラフィなどのビジュアルデザインを、コードを用いて実装する。

③機能実装

企画・戦略フェーズで作成したWebサイトの機能を実装します。

④テストとデバッグ

Webサイトをテストし、問題やバグを特定・修正し、意図したとおりに機能していることを確認します。

⑤標準とガイドラインへの準拠

Webサイトがアクセシビリティなどの業界標準やガイドラインに適合し、検索エンジンに最適化されていることを確認します。

開発段階では、ウェブサイトが形を整え、目標を達成し、ターゲットオーディエンスのニーズを満たすための機能的なツールとなるところです。ウェブサイトが十分に記述され、機能的で、技術的な要件を満たしていることを確認することで、ウェブサイトがうまく機能し、好ましいユーザー体験を提供することができるようになります。

4.テストと品質保証

Webサイトをテストして問題を特定・修正し、さまざまなデバイスやブラウザーとの互換性を確認します。
テストと品質保証(QA)フェーズは、Webサイトが意図したとおりに機能し、品質基準を満たしていることを確認する、Web制作の重要なステップです。このフェーズでは、通常以下のようなステップを踏みます。

①機能テスト

ウェブサイトの機能をテストし、意図したとおりに動作しているか、すべての機能と特殊な機能が正しく動作しているかを確認します。

②互換性テスト

デスクトップパソコン、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末など、さまざまなデバイスでWebサイトをテストし、異なる画面サイズや解像度で互換性があり、正しく機能することを確認します。

③ブラウザーテスト

Chrome、Firefox、Safari、Internet Explorerなど、さまざまなウェブブラウザでウェブサイトをテストし、さまざまなブラウザで互換性があり、正常に機能することを確認します。

④ユーザビリティテスト

ユーザーの視点に立ち、操作しやすく、使いやすいWebサイトであることを確認します。ユーザーからのフィードバックを収集し、必要な変更を加えます。

⑤パフォーマンステスト

ロードタイム、レスポンスタイム、スケーラビリティなど、Webサイトのパフォーマンスをテストし、トラフィックが多い場合にも正常に動作することを確認します。

⑥セキュリティテスト

Webサイトにセキュリティ上の脆弱性がないかどうかをテストし、潜在的な脅威に対して安全であることを確認します。

テストとQAの段階は、ウェブサイトが高品質であり、ポジティブなユーザー体験を提供することを保証するために不可欠です。Webサイトを徹底的にテストし、問題があれば修正することで、Webサイトが正しく機能することを確認し、配備の準備を整えることができます。

デプロイメント

Webサーバーに公開し、一般に公開します。
Web制作の展開フェーズでは、Webサーバーに公開することで、Webサイトを一般に公開します。このフェーズでは、通常、次のような手順で作業を行います。

①サーバーの選択

WebサイトをホストするWebサーバーを、物理サーバーまたはクラウドベースのサーバーから選択する。

②サーバーの設定

Webサーバーソフトウェア(例:Apache、Nginx)、データベース管理システム(例:MySQL、PostgreSQL)など、必要なソフトウェアのセットアップを含む、Webサイトの技術要件を満たすようにサーバーを設定する。

③ウェブサイトファイルのアップロード

HTML、CSS、JavaScriptなど、WebサイトのファイルをWebサーバーに転送します。

④ドメイン名の設定

Webサイトのドメイン名(必要に応じて)をサーバーのIPアドレスに設定し、Webサイトがアクセスできるようにします。

⑤ウェブサイトをテストする

ウェブサイトが正しく機能し、すべてのリンクが意図したとおりに機能していることを確認するために、本番のウェブサイトをテストします。

⑥ウェブサイトのメンテナンス

ウェブサイトが最新で安全、かつ意図したとおりに機能していることを確認するため、定期的に監視と保守を行います。

配備段階は、Web制作プロセスの完了を意味し、Webサイトを一般に公開することになります。適切に設定・管理されたサーバーにウェブサイトを配置することで、ターゲットとするユーザーがアクセスでき、長期間にわたって良好なパフォーマンスを維持できるようになります。

メンテナンス

ウェブサイトを定期的に更新し、適切かつ安全で、円滑に機能するようにします。
Web制作の保守フェーズは、Webサイトを定期的に更新し、適切かつ安全で、円滑に機能するようにする継続的なプロセスです。このフェーズでは、一般的に以下のステップが含まれます。

①コンテンツの更新

コンテンツ更新:ウェブサイトのコンテンツを定期的に更新し、常に新鮮で適切、かつターゲットオーディエンスの興味を引くようなコンテンツを提供します。

②セキュリティの監視

Webサイトにセキュリティ上の脆弱性がないか定期的に監視し、セキュリティ上の脅威を防止し対処するために必要な措置を講じます。

③ソフトウェアアップグレード

Webサーバーソフトウェア、データベース管理システム、その他関連するソフトウェアなど、Webサイトのソフトウェアを定期的にアップグレードし、最新かつ円滑に機能するようにします。

④パフォーマンス監視

ロードタイム、レスポンスタイム、スケーラビリティなど、ウェブサイトのパフォーマンスを定期的に監視し、ターゲットオーディエンスのニーズを満たすようなパフォーマンスを確保します。

⑤ユーザーフィードバック

ユーザーからのフィードバックを収集し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために必要な変更や更新を行います。

⑥アナリティクス・モニタリング

ウェブサイトのトラフィック、コンバージョン率、ユーザー行動などのウェブサイト分析を定期的に監視し、洞察を得て、将来のアップデートや改善について十分な情報を得た上で意思決定を行います。

メンテナンス段階は、ウェブサイトが長期にわたって適切で安全、かつ機能的であることを保証するために不可欠です。定期的にウェブサイトを監視し、更新することで、ターゲットオーディエンスのニーズを満たし続け、目標や目的を達成することができます。

Web制作の全体フローは一般的には

  1. 1.企画・戦略
  2. 2.デザイン
  3. 3.開発
  4. 4.テストと品質保証
  5. 5.デプロイメント
  6. 6.メンテナンス

ですが、これは一般的な概要であり、具体的な手順やプロセスはプロジェクトの要件や使用する開発手法によって異なる場合があります。

まとめ

Web制作といっても様々な分野に別れていることがわかりますね。
全体の流れを知った上で得意な分野に特化することで、より効率よくWeb制作を進めることができます。